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 次代を担う大切な子ども達のために

活 動 報 告report

 公民教育が抱える問題点                    平成25年12月25日 作成 正岡 富士夫




論点1 大日本帝国憲法の評価と日本国憲法制定過程
 19世紀末に制定された大日本帝国憲法について、
自由及び育鵬がそれなりの評価をしているのに対し、東書は、大日本帝国憲法が「軍国主義」を謳った平和を希求しない憲法であるかごとき否定的な記述をしている。
 
東書は戦前の日本を「軍国主義」と決めつけているが、戦前を軍国主義とするのはGHQの占領政策とりわけ東京裁判史観に由来するものであり、学問的に確たる定義のない語を説明なしに教科書に記述するのは適切ではない。
 
自由及び育鵬が、日本国憲法の制定過程について、GHQ主導で作られたものであることが理解できるように記述しているのに対し、東書は、「政府はGHQ作成した原案をもとに、憲法改正案をつくりました」とし、日本政府がかなりの自由度と自主性をもって憲法を作ったかのように記述しており事実に反する。
論点2 天皇制
 天皇に関する
東書の記述は、本教科書全体を通して、わずか5行であり、その内容も極めて貧弱である。「象徴」という地位が国民の総意に基づくものであることについても説明が欠落している。
 
自由育鵬で記述されているような大災害発生時に被災地を見舞って国民をいたわり勇気づける両陛下の現地訪問についての記述及び挿入写真はない。自由育鵬が、天皇がわが国の象徴として国民統合の要にあることをわが国の歴史を踏まえて子どもたちが理解できるように具体的に説明しているのに対し、東書が天皇制をあたかもわが国の成立上無意味な存在であるかのように記述しているのは疑問である。
論点3 平和主義と自衛隊
 
自由育鵬は、国家には自然権として自国を守る権利があることをまず明らかにし、諸外国も自衛のための軍事力を保有していると記述したのちに、憲法9条について詳しい説明をしている。
 
東書は、自衛権の記述を政府解釈に止め、国連憲章など国際条約等で認められた普遍的な権利であることについては触れていない。また、第二次世界大戦での日本の立場を一方的に加害者であるかのように記しているのも問題である。
 「平和と安全を守るためであっても、武器を持たないというのが日本国憲法の立場ではなかったのか」とか「自衛隊の任務の拡大は、世界平和と軍縮を率先してうったえるべき日本の立場にふさわしくない」といった考えは、現在の日本のなかでは極めて少数の偏った人々の意見や声であり、教科書のなかでこれらを記述するのは著しく不適切である。
 
東書が記述しているような「核兵器の廃絶をうったえ、軍縮による世界平和をアピールすることこそが、国際社会において日本の果たすべき使命」といった情緒的な平和論は、かえって平和を損なう遠因になりかねず、誤った平和観を子供たちに植えつける恐れがある。
論点4 人権と公共の福祉
 
東書が公共の福祉を「人権の限界」と難解な定義をしているのは、中学校の教科書としては不適切である。自由は、「公共の福祉の考え方も、人間個々人を尊重する精神に発するもの」としている。育鵬は、「公共の福祉」という用語を常識内の言葉として、特に説明していない。 東書は、「公共の福祉」に対立する語として人権を多用しているが、自由及び育鵬は、権利や自由という日常用語を使って説明している。
 東書は、「権利の濫用」という語を使わず、「権利の濫用」を戒める憲法12条について説明を避けているのは不自然である。「権利の濫用」という語は、憲法条文にも使われている用語であり、「人権」と「公共の福祉」の関係を考えるためのキーワードであることに留意する必要がある。
 
自由が記すように国民全体相互の権利や自由、それに伴う幸福を等しく享受するために、個々人の権利や自由はある程度抑制されなくてはならないことに発するのが「公共の福祉」の基本となる考え方であり、政府が個人の人権を害することを前提とした「公共の福祉」に対する東書の考え方は一面的であり偏っている。
論点5 国旗と国歌
 
東書は、最低限の説明しかしておらず、国旗・国歌に払うべき敬意や儀礼について子供たちがその重要性を理解するのには不十分である。自由及び育鵬の説明量の豊富さに比べると明らかに見劣る。特に育鵬は、国旗の尊重について韓国やインドネシアなどが自国の国旗を棄損した場合の刑罰に触れ、外国の国旗を故意に棄損した場合、2年以下又は20万円以下の刑罰を定めたわが国の刑法92条について説明しているのは特筆に値する。
論点6 領土問題
 
自由及び育鵬が「領土問題」という項目を立てて詳しく説明しているのに対し、東書は、本文で日本の領土をめぐる問題について記述していないのは不適切である。欄外のコラムで、北方領土、竹島、尖閣諸島について簡単な説明があるのみで、領土問題という語が索引にないというのも問題である。
論点7 世界と日本の安全保障(拉致問題)
 
東書は、軍事力に基づく安全保障についてはまったく触れていない。「安全保障」という語そのものが索引にはなく、この教科書からは平和を唱えて話し合いをすれば平和を維持できるという空想的平和主義しか伝わってこない。
 さらに
東書は、「積極的平和」を「貧困や飢餓など、戦争の原因となるような間接的な暴力がない状態」、「消極的平和」を「戦争などの直接的な暴力がない状態」と、根拠不明かつ理解困難な概念を持ち出して説明している。そして日本はどんどんODAを行うことによって「積極的平和」に貢献すべきかのような記述である。因みに、通常、「積極的平和」とは、さまざまな政治・軍事・外交・経済的手段等を用いて、平和が崩れることを未然に防止するために積極的な行動をとるという意味である。東書は、子供たちに誤った「平和観」を植え付ける恐れがあると断ぜざるを得ない。
 
自由及び育鵬は東アジアの不安定要因として中共の軍拡について挙げているが、東書はその事実についてもまったく触れていない。
 拉致問題についても、
東書は、本文での僅かな記述と北朝鮮から帰国した蓮池さんらの写真と説明が欄外に記載されているだけであり、北朝鮮の行為が許すことのできない国家的犯罪だという深刻な受け止め方が伝わってこない。
 
東書は、日本外交の柱として①平和主義②核軍縮③国際貢献(ODA)そして④地球温暖化への取り組みを挙げているが、②及び④ははたして日本外交の柱というに値するか疑問である。現に核戦力を保有していないわが国にとって、米ロをはじめとする核保有国に対して外交上とれる手段は実効性がなく、核軍縮が外交の柱になることなどあり得るはずがない。④地球温暖化への取り組みについては既に原発問題で挫折しており、他国から批判される立場となっている。
 
東書は「日本が過去に植民地支配を行い、戦争で被害をあたえるなど、東アジアや東南アジアにたえがたい苦しみをもたらしたことを忘れてはなりません」と「村山談話」と同じ内容の記述が入っており、ここでも自虐教育が行われている。
 さらに、
東書は、教科書の最末尾に「地球市民として」という小項目を立て、その本文に「わたしたち一人ひとりが地球市民の立場に立って、国境をこえて連帯し協力するグローバルな市民社会が、今まさにもとめられているのです」という記述を載せて締めくくっている。「地球市民」である前に、立派な日本人、世界から信頼される日本でなければならないとする観点がすっぽり抜けている。
論点8 国際連合
 
自由及び育鵬が旧敵国条項及び国連分担金の問題について詳しく記述しているのに対し、東書は国連の問題点について全く触れず、国連には何の問題もないような記述となっている。
 
東書は、国連さえあれば平和が維持されるかのような誤った認識を子供たちに与える恐れがある内容となっている。
その他の論点
☆ 近代国家と家族
  先進国では、特に戦後日本では最後に残った共同体が家族であり、他の先進国では、家族の解体をくい止めるために、憲法のなかに家族の保護規定を置いている国が多い。この問題は現在議論されている憲法改正点の大きなポイントの一つである。家族解体を狙って作られようとしてきたあるいはその兆しのあるのが、「子供手当」、「夫婦別姓」、「嫡出/非嫡出同権相続」などである。
 
東書は、この家族について「わたしたちは、家族や学校、地域社会、職場など、いろいろな社会集団の中で生活しています」と記すのみであり、家族が他の社会集団とは重みの違う共同体であるという認識が完全に欠如したものになっている。別表目次に見るように、家族が目次に出てこないのは東書だけである。特に、自由は、節題に「家族の中で育つ私たち」という項目を立てており特に重視している。
☆ 人権の偏重
 昭和56年度以降、多くの公民教科書の最大のキーワードが、「民主主義」から「人権」に移行した。東書の第2章の目次を見ればそれは一目瞭然である。「人権」を至上の価値とし、憲法の目的は人権の保障にあるとさえ記述している。さらに「政府の権力を制限して国民の人権を保障する」ことを立憲主義の思想であると勝手に矮小化している。大日本帝国憲法における人権規定を不当に貶め、日本国憲法によって初めて日本人が人権を獲得できたと記している。
 また、
東書は、現在の国際社会においても、一部のイスラム国家や中共・北鮮のように、人権が普遍的な価値として認められていない国家があるにもかかわらず、「人権は世界共通の普遍的な理念」とミスリードしている。
☆ その他の東書に見られる問題点(一部重複)
① 昭和20年代には詳述していた世界の3大宗教や神道など宗教について教えない。国民から宗教理解への基本的素養と共感を喪失させ、靖国に代わる無宗教の戦没者追悼施設案が生まれる背景となっている
② 安全保障(国防)の意義、自衛隊の公共財としての重要性について教えない。
③ 国家の目的・役割を軽視する地球市民思想に染まった記述となっている。
④ 日本侵略史観に基づく自虐的歴史観と連係した日本悪玉を前提に平和主義を強調する。
⑤ 日本社会には差別が多く、アイヌや在日外国人の権利や平等が不十分だと説明する。特に、在日朝鮮人の多くが強制連行された人たち又はその子孫であるかのように教
える。
⑥ 天皇の存在意義や役割を軽視する。
⑦ 国際社会の競争の厳しさを教えず、多数の国民が、国際紛争が話し合いだけで解決するという「お花畑世界観」を宿す一因となっている。
⑧ 国際法を教えない。
⑨ 敵国条項を教えず、国連至上主義的世界観を教える。
⑩ 国歌・国旗への敬意の払いかた・その意味を教えない。
⑪ 領土問題に対する説明が少ない。
⑫ 拉致問題を主権問題としてとらえていない。

                        『公民教育が抱える問題点』 小山常実著 平成22年12月15日 自由社 より

東京書籍版、自由社版、育鵬社版教科書の比較検討(公民的分野)
公民教科書の目次比較
東書 自由
育鵬
序 章 現代日本の自画像
 01.人類の歴史と国家
 02.グローバル化が進む世界
 03.日本の自画像
 04現代日本の課題
 05.文化の継承と創造
もっとり知りたい科学とは何だろう
もっとり知りたい芸術とは何だろう
もっとり知りたい宗教とは何だろう
第1章 わたしたちの生活と現代社会

1節 現代社会とわたしたちの生活
スーパーマーケットから現代社会を見てみよう
 1.グローバル化
 2.情報化
 3.少子高齢化
2節 私たちの生活と文化
 1.現代社会における文化の意義
 2.くらしに生きる伝統文化
 3.日本文化の多様性
 4.文化の継承と創造
3節 現代社会の見方や考え方
 1.社会集団の中で生きるわたし
   たち
 2.効率と公正
 3.きまりをつくる目的と方法
 4.きまりの評価と見直し



個人と社会生活

第1節 
家族の中で育つ私たち
 06.共同社会と利益社会
 07.
家族の役割と形態の変化
 08.民法と
家族
もっと知りたい
男女共同参画社会を考えよう
第2節 学校と地域社会と国家
 09.学校とルール
 10.私たちと地域社会
 11.
家族愛・愛郷心から愛国心へ
 12.国家と私たち国民









私たちの生活と現代社会

第1節 現代社会の文化と
    私たちの生活
 1.文化の意義と影響
 2.科学技術の発達と私たちの生活
 3.文化の継承と創造の意義
理解を深めよう日本の伝統文化
第2節 私から見える現代の
    日本社会

年表戦後の日本の歩み
やってみよう祖父母が生きてきた時代を調べよう
 1.私の家庭と少子高齢化
 2.情報から現代を知る私
 3.世界とかかわる私
第3節 現代社会をとらえる
    見方や考え方

 1.
家族と私
 2.地域社会と私
 3.国家と私
 4.世界と私
第2章 人間の尊重と日本国憲法
1節 
人権
 1.ちがいのちがい
 2.
人権の歴史
 3.日本国憲法の基本原理
 4.日本の平和主義
2節 人権と共生社会
 1.基本的人権と個人の尊重
 2.平等権と共生社会
深めよう共生社会について考えよう
 3.自由権
 4.社会権
 5.人権保障を確かなものに
3節 これからの
人権保障
 1.社会の変化と「新しい人権」
 2.グローバル社会と人権
 3.
人権の考え方を使って社会を
   見てみよう
~ディベートにチャレンジ~
深めよう社会の安全と人権
-防犯カメラについて考える-
立憲国家と国民
第1節 家族の中で育つ私たち
 13.国家の成立とその役割
 14.立憲主義の誕生
もっと知りたい基本的人権思想の発展
 15.立憲的民主主義
第2節 日本の立憲的民主政治
 16.大日本帝国憲法
もっと知りたい立憲主義を受け入れやすかった日本の政治文化
 17.日本国憲法の成立
 18.日本国憲法の原則
 19.日本国憲法の改正問題
私たちの生活と政治
-日本国憲法の基本原則-
第1節 日本国憲法の基本原則
 1.法と私たちの生活
 2.大日本帝国憲法と日本国憲法
 3.国民主権と天皇
 4.人権の歴史
 5.基本的人権の尊重
 6.平和主義
 7.憲法改正
第2節 基本的人権の尊重
 1.平等権
考えよう男女の平等と家族の価値
 2.ともに生きるために
 3.自由権
 4.社会権
 5.参政権と国務請求権
 6.新しい人権
 7.国際社会における人権
理解を深めよう「ともに生きる」ために尽くした先人
理解を深めよう世界の人権問題
第3章 現代の民主政治と社会
1節 現代の民主政治
 1.市長になってみよう~
   企業の跡地利用~
 2.民主主義と政治
 3.政党と政治
 4.選挙のしくみと課題
 5.政治参加と世論
2節 国の政治のしくみ
 1.国会の地位としくみ
 2.国会の働き
 3.行政のしくみと内閣
 4.行政改革
 5.裁判所のしくみと働き
 6.裁判の種類と人権
 7.裁判員制度
深めよう模擬裁判をやってみよう
 8.三権の抑制と均衡
3節 地方の政治と自治
 1.わたしたちと地方自治
 2.地方自治の制度
 3.地方財政
 4.住民参加の拡大
 5.わたしたちの政治参加
深めよう戦後日本の政治をふり返ろう






日本国憲法と立憲的民主政治
第1節 日本国憲法の国家像
 20.天皇の役割と国民主権 
 21.基本的人権と公共の福祉
 22.身体の自由と精神の自由
 23.権利の平等と社会権
もっと知りたい権利の平等に関する問題
もっと知りたい新しい権利
 24.参政権と請求権
 25.平和主義と安全保障
もっと知りたいわが国の安全保障の課題
第2節 議会制民主主義
 26.議会制民主主義と権力分立
 27.選挙による政治への参加
もっと知りたい選挙制度と政治参加
 28.マスメディアと世論形成
もっと知りたい情報化とは何だろう
 29.政党と政党政治
第3節 三権のはたらき
 30.国会のしくみ
 31.国会のはたらき
 32.内閣のしくみと議院内閣制
 33.内閣の仕事と行政の課題
 34.司法権の独立と違憲審査権
 35.裁判のしくみと人権の保障
もっと知りたい裁判員制度
第4節 地方公共団体のしくみと
    課題

 36.地方公共団体の役割
 37.地方自治の課題
私たちの生活と政治
-民主政治と政治参加
第1節 民主政治のしくみ
 1.民主主義とは
 2.選挙のしくみ
 3.国民の政治への参加
 4.世論とマスメディアの役割
やってみよう新聞の社説を比べてみよう
第2節 国民の代表機関としての
    国会

 1.三権分立と国会のしくみ
 2.立法権をもつ国会
 3.政党と政治
第3節 行政権をもつ内閣
 1.内閣と議院内閣制
 2.内閣の仕事と行政のはたらき
第4節 裁判所と行政権
 1.裁判所の役割
 2.裁判の流れと司法権の独立
 3.裁判員制度と人権の保障
第5節 地方自治と住民
 1.地方公共団体の政治のしくみ
 2.地方公共団体の移り変わり
やってみよう私たちのまちづくりを調べよう






第4章 わたしたちのくらしと経済
1節 くらしと経済
 1.コンビニエンスストアの経営者になってみよう
 2.わたしたちの消費生活
 3.消費者の権利
 4.消費生活を支える流通
2節 生産と労働
 1.企業の役割と意義
 2.現代日本の企業
 3.働くことの意義と労働者の権利
 4.働きやすい職場を築くために
3節 価格の働きと金融
 1.市場経済のしくみ
 2.価格の働き
 3.わたしたちの生活と金融機関
 4.貨幣と金融
4節 国民生活と福祉
 1.政府の経済活動と租税
 2.政府の役割
 3.社会保障のしくみ
 4.少子高齢化と財政
 5.公害の防止と環境の保全
 6.世界の中の日本経済
 7.経済プレゼンテーション[20年後のわたしたちと日本]
深めよう為替相場と貿易の役割







国民生活と経済
第1節 豊かさを生む経済のしくみ
 38.私たちを支える経済活動
 39.豊かな社会と生産性の向上
 40.生産と消費の調整
 41.市場経済の特色
 42.企業のしくみとはたらき
もっと知りたい企業はだれのものか
 43.流通と金融の役割
 44.貿易と為替相場
第2節 政府の経済活動
 45.経済活動と政府の役割
 46.景気変動とその調整
 47.政府の財政と税金
第3節 幸せな経済生活
 48.働く人の保護
 49.消費者の保護
 50.社会保障制度の充実
もっと知りたい年金について考えてみよう
 51.社会資本の充実
 52.環境保全と私たちの責任












私たちの生活と経済
第1節 消費と経済
 1.経済活動と経済成長
 2.経済の発展と産業構造の変化
 3.消費と会計
 4.消費者の権利と保護
第2節 企業の活動
 1.流通のしくみ
 2.生産のしくみ
 3.企業の競争
第3節 市場経済と金融
 1.市場経済とは
 2.市場経済と価格
 3.金融のはたらきと日本銀行
 4.国際金融
第4節 働くことの意義と役割
 1.企業の社会的責任
理解を深めよう企業の社会貢献
やってみよう企業を訪問してみよう
考えよう人は何のために働くのか
 2.働く人の権利と労働環境の保護
第5節 私たちの生活と財政
 1.政府の仕事と財政・租税
 2.財政赤字と財政再建
 3.景気の変動と経済政策
第6節 私たちの生活と福祉
 1.社会保障のしくみ
 2.福祉の充実と課題
 3.環境の保全
 4.日本経済の課題
 1.日本経済の歩み
 2.日本経済のこれから

第5章 地球社会とわたしたち
1節 国際社会と世界平和
 1.地球のさまざまな姿
 2.国際社会における国家
 3.国際連合のしくみと働き
 4.地域主義の動き
 5.新しい戦争
 6.世界平和のために
深めようパレスチナ問題について考えてみよう
2節 国際問題とわたしたち
 1.文化の多様性
 2.地球環境問題
 3.資源・エネルギー問題
 4.貧困問題の現状
 5.世界の中の日本
 6.よりよい地球社会のために










国際社会に生きる日本
第1節 国際社会のしくみ
 53.国家と国際関係
もっと知りたい国旗と国歌を考えてみよう
もっと知りたいわが国の領土に関する問題
 54.国際協調と国際政治
第2節 国際連合のはたらきと国際政治
 55.国際連合の成立と機構
もっと知りたい冷戦下の国連の苦難
もっと知りたい国連改革とわが国の取り組み
 56.多発する紛争と国連の現在
第3節 世界と日本の安全保障
57安全保障への努力と日本
もっと知りたい日本人拉致問題
 58.自衛隊と日米安保条約
もっと知りたい国連平和協力活動への取り組み
 59.核兵器の脅威と向き合う
第4節 人類の未来のために60人口爆発と貧困問題
 61.エネルギーと資源の未来
 62.地球環境問題と国際協力

私たちと国際社会の課題
第1節 国家と国際社会
 1.世界の中の日本人として
 2.国家とは何か
 3.国家と私たち
理解を深めよう国旗・国歌に対する意識と態度
 4.国際社会での協調
 5.国際連合のはたらき
 6.世界平和の実現に向けて
 7.日本の安全と防衛
 8.国際社会での日本の役割
理解を深めよう主権が侵害されるということ
理解を深めよう現代の国際社会と宗教
第2節 地球環境と人類
 1.地球規模の環境問題
 2.資源・エネルギー問題
 3.人口の急増と食糧問題
考えよう地球環境問題と日本







終 章 よりよい社会をめざして



持続可能な社会を目指して
63日本の国際貢献
64日本の安全と世界の安全
65持続可能な日本と世界